欠陥住宅を避けるために

住宅の基礎であるコンクリートの強度は「ジャンカ」「ピンホール」の確認から

欠陥住宅を避けるために

コンクリートの確認について

住宅の基礎部分のコンクリートを確認は必ずしてください。 これは、外から見ても、基礎の欠陥を発見することは不可能です。 基礎は大きく分けて、ベタ基礎と布基礎の2種類があります。 布基礎よりベタ基礎の方がコンクリートの強度があります。

基礎を調べるには、実際に床下を見る必要があります。 基礎の室内側にはモルタルを塗らないからです。 そこで、基礎部分のコンクリートに「気泡状の穴」がないか。 また、「セメントが流れ落ちた(形跡のまま)跡(固まって)」いないかを確認します。

コンクリートに発生する「気泡状の穴」は「ピンホール」といいます。 基礎に気泡、つまりピンホールが混ざっていると強度は落ちます。

また、コンクリートが「セメントが流れ落ちた(形跡のまま)跡(固まって)」いることを「ジャンカ」といいます。 「ジャンカ」も「ピンホール」と同様、基礎の強度は落ちます。

「ピンホール」が広範囲にわたって確認できる。 または、「ジャンカ」が確認できた場合、 その住宅を購入することは避けたほうがよいでしょう。

また、床下など見えない部分に木屑やゴミなどが散らかっているようなら、 その業者は目に見えない部分で手抜きをしている可能性があり、 その業者から住宅を購入することは避けたほうがよいといえます。

住宅を支える基礎部分のコンクリートは見た目だけでなく、 コンクリートの中に鉄筋が入っているかを確認することも重要です。 と言うことは、工事現場にも足しげく通うことも、欠陥住宅を避けるための手段ともいえます。