失敗しない一戸建て住宅購入方法

住宅金融支援機構が定める
「バリアフリー住宅」と金利優遇措置について

失敗しない一戸建て住宅購入方法

バリアフリー住宅と金利優遇措置について

現在「バリアフリー」って言葉が盛んに飛び交っています。 バリアフリーとは「誰にでも優しい商品・サービス」という意味です。 「誰に」とは障害者だけでなく、子供や高齢者、妊婦など一般のすべての人のことをもさします。 また「誰にでも優しい商品・サービス」は「誰にでも利用しやすい=ユニバーサルデザイン」という言葉に置き換わろうとしています。 なので、最近では「バリアフリー」とも「ユニバーサルデザイン」とも言います。

「バリアフリー」とは「段差をなくす」や「手すりをつける」などが「バリアフリー」の基本です。 次は「住宅金融支援機構」が定めるバリアフリーの仕様です。

  1. 主な居室・トイレ・洗面所・玄関などをつなぐ廊下には段差がないこと
  2. 主な居室・トイレ・洗面所・浴室などの出入り口は75cm以上にすること
  3. 廊下の有効幅は78cm以上にすること
  4. 階段・浴室・廊下には手すりを設置すること
  5. 階段は定める勾配、路面、路上を満たすこと
  6. 浴室は短辺1.3m、面積2ヘーホーメートル以上とすること
  7. 高齢者などの寝室とトイレは同一階に配置すること

ただ、バリアフリーの問題点も色々とあるようです。 例えば、ドアの下の出っ張り(たたき、あがり框)も平らにしたところ、 ドアと地面の隙間から風やゴミがはいってきたり、雨の浸水問題もあったそうです。 なので「バリアフリー」にする際には、あなたに必要なバリアフリーをよく検討する必要があります。

しかし「バリアフリー住宅」にすると「住宅金融支援機構」などの 金融機関のローン金利が安くなるなどの「優遇措置」のメリットがあります。 その内容と見比べながら、バリアフリーを検討するのもよいと思います。

我が家では将来、親の介護や自分たちが車椅子生活になったときのことを考えて、 バリアフリーな間取りとしては1階部分にある「トイレ」を2畳にしました。 これは、車椅子でも回転ができるように設計したバリアフリー間取りです。 今は、少し無駄と思えますが、ゆくゆくは必要なバリアフリー住宅の設計だと考えています。